7年間お世話になった街 『蕨』を出ることになりました

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なんで蕨に住んでるの?蕨ってどこ?

住む場所の会話になると必ず出る質問。

もうこの質問にも慣れ、愛着も湧いてきた蕨という街。

7年ちょっとお世話になり、4月で離れることになった。

せっかくブログを書いているのだから、お世話になった街のこと、自分のことを残しておきたいと思う。

家賃が安い それだけの理由で住み始めた蕨

『蕨』の字を見た時、その読み方を知らなかったし、ただ家賃が安いという理由だけで部屋を決めたのが7年前のこと。

へっぽこな大学生活を過ごし、うまくいってなかった就活を卒業間際まで引っ張った結果、焦って決めた引越し先が蕨でした。

埼玉県さいたま市、川口市、戸田市に挟まれた小さな市。それこそ、面積で言えば日本一の小ささ。地名度も小さい小さな街。

蕨と書いて「わらび」と読む。住所的には川口市だが、最寄りは蕨。マイナーな街に住むのだと思った。

最初の引っ越し先希望は、職場の近くで交通の便も良い赤羽駅付近。

でも赤羽は東京。家賃は高めで新卒の給料では少し厳しい。ではどうするか、、、と考えていなかった埼玉も視野に入れざるを得ない状況に。

駅でいうと赤羽→川口→西川口→蕨→南浦和→浦和 の順番。川口までは赤羽と家賃が大きく変わらず、住むなら西川口〜蕨あたりが良いと不動産屋からアドバイスをもらった。的確なアドバイスだった。

紹介されたアパートは、6畳の1K。ロフトも6畳ある珍しい部屋で、ロフトに秘密基地を作ろうとワクワクさせてくれたのが決め手だった。

家賃は¥55,000、ここが社会人をスタートさせる僕の家になった。

 

お世話になった蕨駅周辺

意外と何でも揃っている蕨駅周辺。

何でもあると言うと誤解を生むかもしれないが、生活には困らないレベルで様々なものが充実していた。

24時間営業のジムにいたっては、駅前に3店舗ある激戦区。

仕事着関連は、SUIT SELECTで済ませられるし、1〜2ヶ月に一度足を運ぶ漫画喫茶もある。

少し駅から離れれば人気のつけ麺屋。お昼時や休日には列ができる。

比較的最近できた小さな出版社の本を集めた本屋。

コミュニケーション力抜群のおばちゃんが話かけてくれる「めちゃうま たこ焼」。何も言わずにサーターアンダギーを1つ入れてくれたことは一生忘れません。

蕨らしくないオシャレカフェ CAFE ENZO。若い女性の集い場。

食べログ3.5以上ある中華屋 光。元大勝軒だけど、何を食べても美味しいお店。

駅まで歩きながら食べた伊勢屋のおにぎり。コンビニとは違う優しさを感じる美味しいおにぎり。

たまに行っては、身体中が筋肉痛になった家近くのバッティングセンター。

よく行っていた居酒屋。串揚げまるちゅう。

蕨に住んで2年目あたりから、1人で居酒屋に行くようになった。

そのきっかけをくれたのが「まかない屋 JHONNY’s」という名の居酒屋。入っていた建物が取り壊しになってしまい、もうないのだけど、このお店には本当にお世話になった。

友達も多くないのに神奈川から埼玉に引っ越したもんだから遊ぶ相手も全然いなかった。ちょっと寂しい気持ちもあり、ずっと気になっていて1人で足を運んだのが、JHONNY’s。

サクッと飲んで帰った次の日の天候は台風。店内にはお客さんが誰もおらず、ゆっくり飲めるなと思い2日連続で行ってみた。

僕以外のお客さんがおらず貸し切り状態。

「昨日も来てくださいましたよね?」と店主。「近くに住んでて、帰り道なんですよ。」と僕。店内で一緒に飲みながら話して以降、よく足を運ぶようになった。

「おーひろむちゃん、いらっしゃい!」と僕であることを認識してくるお店ができ、常連さんにも顔と名前を覚えられる。普段、連絡は取らないけれど、お店にいて知っている人がいたらカウンターの横に座って一緒に飲む。こうやって行きつけのお店ってできるんだなーと思ったのが、住んで2〜3年目ぐらい。

お店はテイストを変えて数店舗あり、店長さんがローテーションで変わる。その度に覚えてもらえた。

働く人は独立する意識の高い人ばかりで、最初に出会った店主も独立して蕨駅西口に「おでんとやさいの飲み屋さん ひとひろ」、東口に「串揚げまるちゅう」をオープン。

他にも独立する人がいたり、新しい店舗ができたりで「おー!ひろむちゃん!」と声を掛けてくれるお店・人がなんだか増えた。社会人になって、やっと帰ってくる場所が見つかった気がした。蕨が帰ってくる場所なんだって。

 

ブログもYouTubeもここから始まった

蕨での最初の生活は、孤独な日々が続きました。

うまくいかなかった就活で就職した会社は、文書作成が一太郎。自分のPCはネットに繋がっておらず、島に1つだけネット用PCが設置されているような昔ながらの会社。

「このままではまずい」という危機感と、何かやってみたい、という漠然とした考えをもちながら「これなら自分でもできるかも!」と気になっていたブログに挑戦したのが蕨に住んで1年目のこと。僕の社会人人生はほとんどブログと共にあるんだなと。

2013年1月に「むーろぐ」を開始。幸い1人遊びは得意な方なので、1年間ほどはブログ関係の人に誰にも会わずモクモクとブログを書いていました。

今では、Twittterを開けば、いろんな友人ができたなと思います。

もし、神奈川にいたままリアルが充実していたら、ブログを通じて世界が広がることもなかったのかもしれません。蕨に住んでいたからこそ、今の自分があるんじゃないかなと、そう思います。

 

蕨に感謝

7年も過ごしたのですから、育ててくれたこの街に感謝です。

今はいろいろあって千葉のシェアハウスに住んでいます。。。

もう用がないと降りることのないだろう蕨駅。でもまたいつか元気にやってる姿を見せにいこうかな「お久しぶりです」っていいながら。

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