“壁を、持ち歩く”
建築物に使用されるパテを使用し、外壁の風合いをカバンや小物に落とし込んだ作品を展開する『kagariyusuke(カガリユウスケ)』。
コインケースとキーケースを最初に手にしてからというもの、作品に宿るこだわりや独特の手触り、経年変化に魅力を感じまして、カバンの中はカガリの作品で埋め尽くされつつあります。。。なんかね、このブランドは応援したくなるんです。
持ち物を見ると次は財布を買いそうな予感・・・昨年も2点増えてますし、今年も危険・・・
・壁の中から名刺を取り出して。kagari yusuke(カガリユウスケ)の名刺入れを購入しました!
・“壁を、持ち歩く”がテーマのカバンブランド「kagari yusuke(カガリユウスケ)」のクラッチバッグを購入しました!
昨年は新作個展にも足を運びました。新作発表会兼受注会は一般の方でも見に行けるようになっていて、僕のようなただのファンでも見に行けちゃいます。
作品に携わる方たちから説明を聞けるめちゃめちゃ良い機会なんですよね!!
今回の個展名は『Under Construction』。訳すと”工事中”という意味になります。カガリさんらしいテーマ!”壁×工事現場”でどんなアイテムが作られているのか見てきました!
個展は、写真OK、ネットにアップもOKとのことで、展示の様子をお伝えしたいと思います。いやー興奮しました!それでは見ていきますよ!
新作個展『Under Construction』
個展の開催場所は、前回同様、秋葉原にある「3331 Arts Chiyoda」。
SNS展が大きく開催されているのを横目に、地下の会場へ向かいます。
今回のテーマは”工事現場”。
みなさんは工事現場というと何を思い浮かべるでしょうか。
工具を身に着けた土方のあんちゃん、高くそびえ立つ足場、現場を照らすライトや機械の騒音。思い浮かべるものは様々かと思いますが、工事現場の風景だったり、人だったりが、作品に落とし込まれています。
工事現場で必要な工具類を収納して腰回りに身につける”腰袋”がファッションアイテムとして作品に落とし込まれています。
革の上からパテを塗るカガリのアイテムは見ただけで、生地の硬さが伝わってきますね。
こちらの本体(ドダイ)にいろんな付属品をカスタムすることで、複数のものを一度に持ち運べる便利なバッグに変身します。
カスタムできるのは、パスケース、スマホケース、シガレットケース等、種類は様々。
すべて付けるとこれですからね。歩くとカチャカチャ音が出そうなこの感じはまさに工事現場で働く人を連想させます。
実際に現場で使用されているものを使っちゃうところがすごいなーと。
カガリユウスケのアイテムは革の布からパテを塗って乾かし、そして縫い合わせからパテを塗る工程を繰り返すため、大きなアイテムであるほど制作に時間がかかります。
生地は革なので、お値段もけっこうしちゃうのですが、その中でも手に入れやすいのが「壁布トート」。
プリント部分はキャンバスが使われているので、他アイテムより安めの¥22,000(+税)。
面白いのは実際に存在する壁の写真がプリントされているところですね。↑は神田。
同じく写真がプリントされたストールも展開されています。神田と沖縄の壁が、めちゃめちゃかっこいい・・・
持ち手部分がフレームなんで、絶対に使いにくいんですけど、バッグ全体の雰囲気が冷たく感じます。こういうの好きなんですよねえ。
バケツだったり、バケツで作ったランプだったり家具系も少しだけ。このインダストリアル感ですよ!
今回はバッグだけでなく服も展開されます!どこのブランドか忘れてしまったのですが、コラボアイテムですね!
“フレキシブルコンテナバッグ”と言われる穀物や土砂、廃棄物などを運んだりと、幅広いシーンで活躍する工事現場用の大きな袋をモチーフにしたトートバッグです。実際に現場で使用されているものはめちゃくちゃ大きいんですけどね。
大きなアイテムだけあって、お値段もなかなか。ホワイトは9万ちょっとですが、他は10万を超えるお値段。かっこいいんだけど、なかなか手が出せない・・・
今回からは都市型迷彩がデビューとのことで、これはもうアート作品ですよね。。。
これがよかったですかね。「カード&キーケース」という名前そのままにカードケースとキーケースが一緒になっています。使い勝手もよさそう。
注文しようか迷いに迷ったのがベルト。都市型迷彩柄のベルトがほしかったんですよね。
バッグだと勇気がいりますが、ベルト程度の面積であればアクセントとして使えます。長さもあれば端を垂らして使える!と思ったものの、けっこうジャストな長さでした・・・残念。
長さを変えて注文も可能とのことですが、革の長さがあるため、伸ばすには限度があるんだとか。以前は別注でガチャベルト等もやっていたことがあるらしく、どこかのショップで発売されることを期待しております。
これは銭湯のロッカーにあるよくあるあれです!工事現場で働いた人が、銭湯で汗を流す、という光景が作品に反映されているそうです。
工事現場だけでなく良くみるやつですが、縞鋼板という名前だったのですね・・・
今回、価値のないものに価値を見出すというテーマもあるようで、その考えが表れた作品の一つが「シマコウハンブローチ」。発想が面白いですよね。
独特の経年変化を楽しむ
通常の革とは違ったエイジングをみせてくれます。
1年以上使用したアイテムもありますが、購入した当時と比べると見た目も手触りも大きく変化しました。
白いアイテムは、どんどん汚れていきます。
黄ばみだったり、黒ずみだったり、本当の外壁と同様の変化が表れていきます。見る人によってはただただ汚いコインケースかもしれません。でも、自分の生活が汚れに表れるので、どんどん愛着が湧いてくるんですよね。1年以上使った今でも手に取る度にフッとテンションが上ります。
凹凸の強い黒のアイテムは、手触りが滑らかになり、ツヤがでてきます。
ガリガリっとした手触りも好きなのですが、毎日触っていると凹凸が少しずつ取れていくのが分かります。普通の革にはない変化ですよね。じっくり長い時間をかけて変化を見るのが楽しいアイテムです。
カガリユウスケ、好みの分かれるブランドかとは思いますが、一押しなのでぜひ気になる方はチェックしてみてください。
カタログの取り寄せも2018年から可能とのことなので、こちらも併せてどうぞ!
物欲が刺激されすぎて困っているところですが、今日はこんなところで!また購入したものがあれば?紹介しますね!それでは良いファッションライフを〜!
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