鹿児島の繁華街からも行きやすい「かごしま水族館」。
水族館というと、普段見れない魚たちを見てすげーっと驚いたり、説明をみながら、ほぉ〜っと海の生き物たちについて理解を深めるところ。
きらびやかな魚たちを見て楽しめる水族館ですが、「かごしま水族館」には大人も考えさせられる水槽があります。
何もいない、何も見えない水槽「沈黙の海」
一通りの魚たちを見終わって、終盤に出てくるのがこの「沈黙の海」。
キレイな魚も海藻だっていません。たまに小さな気泡が下から上に動いていくのが見えるだけ。
どのぐらい大きな水槽かも分からない、ただの青い水槽。
なぜ水族館に何もいない水槽があるのか。それには深い意図があります。
青い海 なにもいない
もう耳をふさぎたいほど
生きものたちの歌が聞こえていた海
それが いつもまにか、なにも聞こえない
青い海
人間という生きものが
自分たちだけのことしか考えない
そんな毎日が続いているうち
生きものたちの歌がひとつ消え
ふたつ消えて
それが いつのまにか なにも聞こえない
青い 沈黙の海
そんな海を子供たちに残さないために
わたしたちは 何をしたらいいのだろう?
こんなことが書いてありました。
生き物がたくさんいた海を、人間が生き物の住めない海にしてしまう。そんな海にしないために、何をすべきか。。。大人に向けたメッセージだと思います。
環境汚染などなど、考えさせられるメッセージですね。子供がみたらどう思うのか気になるところです。順路を回っていくと最後の方にこの水槽があるのですが、やりますね「かごしま水族館」!思わず、水槽の前で止まってしまいます。
実はこれ、Twitterでも話題になってました。
かごしま水族館には、水以外に何も入ってない「沈黙の海」っていう水槽があるんだけど、子供の頃これを見てすごい不気味に思って以降、未だにトラウマ pic.twitter.com/WJWEfsfYij
— トロギア (@trogiar) 2015, 5月 6
子供の時に見ると、こわいかもしれませんね。この水槽。
ジンベエザメもいる「かごしま水族館」
凄くくら〜い感じの水族館と思われたかもしれませんが、違いますよ。普通に凄い水族館ですよ!!
水族館に入って一番最初に見るのが「黒潮大水槽」というでっかい水槽。
この水槽の目玉はジンベエザメ。
ジンベエザメは世界最大の魚で、大きいものだと12m以上になる可能性があるらしい。大きな口をゆっくり開閉しながら、プランクトンだとか、キビナゴ、イワシ類、小型のイカ類を吸い込むように食べて生活しているそうです。
サメというと、人を食べるイメージ(ジョーズのイメージw)もあると思いますが、ジンベエザメはおとなしく、人を攻撃することはないそうです。
説明をみながら魚の鑑賞、まじ楽しいです。
この水槽では、ジンベエザメよりもこいつが圧倒的にNo.1でした。
普通、魚はイソギンチャクを嫌うそうです。魚が近づくと攻撃して食べるそうなんですが、クマノミの仲間だけは特別で、攻撃されないらしいです。これ不思議。
なぜクマノミの仲間だけは大丈夫なのか?これについては、まだちゃんとした答えはないそうです。
うん。水族館面白い。
この渦を巻いているのがキビナゴ。鹿児島の郷土料理を代表する食材です。良く食べている食材がどんな暮らしをしているのかが分かるのも魅力的。
水族館の外にある川?なんですけど、
普通にイルカがいました。ここは無料で見れるっぽいのでオススメです。
かごしま水族館。大人1,500円ですが、2回以上行くなら年パスがオススメです。年パス3,000円なんですもん。観光にもいいかもです。
今回、水族館へは1人で行きました。1人水族館、まじでオススメです。自分のペースで魚を見つつ、説明文をじっくり読みつつ回れます。おかげで「沈黙の海」でも立ち止まってじっくり考えることが出来ました。
かごしま水族館の一番の魅力は、キレイな生き物や珍しい生き物を見た後の「沈黙の海」だと思ってます。何もない水槽だから、前を素通りしてしまうかもしれませんし、詩を読まずに次へ行ってしまうかもしれません。なので、今回、記事にしてみました。
あまり考える機会がない海の生き物たち、海の環境について、少し考えてみてはいかがでしょうか?
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