新しくメガネを購入しました。”むーろぐ“管理人のひろむ(@mwwx)です。
2017年はメガネを買うと決めていまして、街中でメガネ屋を発見しては吸い込まれるように入店し、自分にマッチするものを見て回っておりました。
探していたのはメタルフレームの丸メガネ。マットブラックであれば尚良し!といった感じで探していましたが、これは!というものが見つからずに月日が経ってしまいました。
メガネは少しディティールが違うだけで印象が大きく変わるので、選ぶのがホントに大変・・・
最終的にふらっと寄った金子眼鏡店で、「これ、今日入ってきた眼鏡で人気モデルなんですよ!入ってくるとすぐ売れちゃうんですよねー!」と接客を受けたモデルが気に入り、購入に至りました。
日本職人の技が光るメガネ、紹介しますね。
金子眼鏡 「井戸多美男作」のラウンドフレーム T461
金子眼鏡は、1958年、福井県鯖江市で創業の日本を代表するメガネメーカー。
オリジナルブランドを中心とした企画・デザイン・販売まで出掛けており、アパレルブランドやメガネショップとのコラボレーションも積極的に行われています。
僕はもう一つ金子眼鏡のメガネを使っているのですが、それはセレクトショップとのコラボアイテムでした。
金子眼鏡のアイテムの中で一際目立つのが”職人シリーズ“。職人の名前を冠したアイテムのシリーズで、職人の技術、文化が詰まったコレクションが展開されています。
僕が購入したのは、「井戸多美男作」により一本一本手製で作られたラウンドフレーム『T461』。井戸多美男作氏の代表作と言われている『T416』よりも少し大きいラウンドのモデルです。
まず驚いたのが、木の箱にメガネケースが入っていたこと。梱包から違いますね。
シンプルなデザインの丸メガネ。店頭でのカラーは、ブラック、シルバー、ゴールドの3色の展開がありました。
極細のフレームで無駄のない造りでありながら、マットブラックのカラーがフレームの存在感を程よく引き立ててくれます。
最初、店頭でこのメガネを手に取った時に感じたことがあります。それが、フレームの丈夫さ。
いろんなお店を回って、たくさんの丸メガネを試着してきましたが、細いフレームだと、これすぐ壊れない?変形しない?と思うものに多く出会いました。ですが、このフレームには全く不安要素を感じません。
実はこのフレーム、メガネ造りでは珍しい素材が使われているんです。
丈夫なサンプラチナ製のメガネ
井戸多美男作氏は、近年、ほとんど使用されないサンプラチナ製のメガネ造りを得意とする数少ない職人。つるの内側に名前が入っていました。
サンプラチナは、身体に優しい素材です。身体には無害と言われるほど、身体との親和性に優れており、歯科や外科などの医療器具にも使用されています。
また、耐食性にも優れ、汗や整髪料にも錆びることなく、長く愛用出来る素材なんです。
ただ、硬い素材で加工が難しく、光沢を出すために通常よりも何倍もの時間を要します。つまり、職人さんじゃないと造れないレベルの素材という訳です。
素材的に重いという欠点はありますが、その分、丈夫さを感じます。
小さな本体にいろんな技術が詰まっているのが、たまらなく好きですね。
鼻あてのない”一山ブリッジ”
どことなくクラシカルな雰囲気を感じるのは、ブリッジ(鼻にかかる部分)にあります。
ブリッジには、鼻あてがないがゆえにとても美しい曲線に。ホントにシンプルですよね。
このデザインは「一山ブリッジ」といって、昭和の始め頃まではほとんどのメガネがこの造りだったそうです。
メガネの弱い部分である鼻あての変形がなく、美しデザインに出来ることが特徴です。
ブリッジ部分の調整(目とメガネの距離)が難しいゆえに、合う合わないはありますが、クラシカルなデザインは魅力的ですよね。
ブリッジには、シリコンが塗ってあり、鼻へのあたりが優しい構造になのも嬉しいところです。
時代に左右されない一生モノのメガネ
今までは、デザイン重視で安物のメガネを1年毎ぐらいに購入していましたが、今回、良い物と末永く付き合っていきたいという想いが強くなりました。
メガネは素材やデザインでガラっと雰囲気が変わるので、服と合わせることを考慮すると、いくつあっても足りないですね。。。顔の一部である以上、どんな服を選ぶよりも慎重になりますが、これからもメガネ探しは続いていくと思います。
メガネは、デザインや素材に歴史があってホントに奥が深い。また、良い物に出会ったら紹介しますね。
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