新しいスニーカーを購入しました。
ナイキのスニーカーシリーズにおいて、最も少ない二酸化炭素排出量で製造されている「スペースヒッピーシリーズ」。
01〜04とナンバリングされた型の中からスリッポン型の「02 ボルト」を選びました。
これが製造背景的にもデザイン的にもかっこいいので今回はこの1足をご紹介したいと思います。
”サステナブル”なナイキのスニーカー「スペースヒッピー」
最近「サステナブル」という言葉をファッション界隈で良く目にしますよね?
サステナブルは「持続可能な」という意味で、ファッションにおけるサステナブルは、環境に配慮したモノづくりや公平な雇用等を指しています。生産から消費されるまで、社会に対して最大限配慮されたもの、という感じでしょうか。
これは、2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な17の開発目標)をきっかけに、注目され始めました(最近ちょびっとだけSDGsについて勉強しました…動画も貼っておきます)。
今や環境への配慮はブランドのミッションにもなっています。ファストファッションブランドのZARAなんかは、2025年までに使用する素材全てをサステナブル素材にすると目標を立てているぐらいですからね。
ナイキも同様に環境へ配慮した取り組みを実施しています。
それこそ、エアマックスのソールには製造廃棄物をリサイクルした素材が50%以上使用されていて、さらに製造過程で廃棄された素材の90%以上再利用されているそうです。(これは調べるまで知らなかった…)
参考:ナイキのサステナビリティへの取り組み。Move to Zero.
そんなナイキがサステナビリティを大きく掲げて発売を開始したコレクションが今回購入した「スペースヒッピー」なんです。
「スペースヒッピー 02 ボルト」重量の50%がリサイクル素材のスニーカー
「そういえばグレーのスニーカー持ってないな…」そんな理由から今回スペースヒッピーに目をつけました。
最初はデザインに魅力を感じていましたけど、調べてみると再生素材の活用がすごいんです。
アッパーのニットには、100%再生素材の糸(リサイクルされたプラスティックのボトル、Tシャツや糸くずを含む)が約90%使われています。
言われなきゃ分からないですね、ほぼ再生素材で作られてるなんて…
さらに、ナイキのスウッシュ(ロゴ)も糸の縫い方で表現されています。徹底されていますよね。
カッコよさと環境への配慮、どちらも両立できているのが魅力的だなと。
スペースヒッピーの一番の特徴であるソールにも再利用素材が活用されています。
良くみるとカラフルな粒が混ざってますよね。
これがナイキグライドラバーという再利用素材。新しい素材の使用を極力控えることで二酸化炭素排出量を減らしているそうです。
インソールもランニングシューズ「ヴェイパーフライ 4%」の製造工場のスクラップを元に再加工されているんですよね。
もうね、パーツの一つ一つが環境に配慮した形で製造されています。
ストラップには「Move to Zero(気候変動に対する取り組み)」を表すロゴが配置されています。
このロゴは知らない方多いんじゃないでしょうか。
循環を現すこのロゴが付いていたら環境に配慮されて製造されたものだということが分かります。僕も最近知ったので、見かけたら「おっ!」と勝手に仲間意識が芽生えそう…
梱包も考えられていました。
通常、オレンジの化粧箱+ダンボールのダブルボックスですが、今回はダンボールオンリーのシングルボックスが採用されています。開けた時、すぐにスニーカーがあって驚きましたけど、そもそも使う素材を減らすことも環境への取り組みの一つですよね。
スペースヒッピーからサステナブルを意識する
スペースヒッピー02は、スリッポンタイプで他の型よりも装飾が少なめです。
シンプルではないですけど、スポーティーに履くには02が一番合っているかなと感じます。
購入してからは、上下黒い服をチョイスして、足元にインパクトをもたせるような履き方が多いかなと。ジョガーパンツなんかはバッチリ合わせやすいですね。
重量の50%がリサイクル素材で作られたスニーカーですが、履き心地もとても良くてさすがナイキという感じ。満足しています。
スペースヒッピーは、環境へ配慮されたといっても、製造には二酸化炭素の排出が伴いますし新たな素材も使用されています。
でも最小限の資源と最小限の二酸化炭素排出量でもっともっと生活が豊かになったらいいですよね。
スペースヒッピーは、そんなことを考えさせてくれた1足。足を通すたびに思い出したいですね。
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