2007年、僕は高校生。
ストリート、スケーターが流行した少し後、とくかく大人っぽい服装がしたいと憧れた『JULIUS(ユリウス)』というメンズブランド。
コレクションで展開されるアイテムはほぼ「黒」と「白」で構成され、カットソーのドレープ感(カーテンのような布のたるみやひだ)やミリタリー要素がプラスされたアイテムに魅了されました。
「これが着たい、この雰囲気を纏いたい」と思ったものの、JULIUSはパリコレにも出るようなハイブランド。
高校生に手が出せるようなブランドではありませんでした。
10年前、セールで購入できたナポレオンジャケット
僕はよくJULIUSを取り扱うセレクトショップに足を運びました。
小さなセレクトショップでしたが、高校生の来店が珍しいらしく、オーナーも良く話をしてくれました。
セール時期は値下げ幅の大きなセレクトショップ。JULIUSのアイテムを手に入れるにはセールに焦点を当てるしかありませんでした。
確か40%OFFで購入できたナポレオンジャケット、それでも結構なお値段だったと思います。
購入から10年経った今、このナポレオンジャケットは少し色褪せがありつつも今現在もバリバリ活躍してくれています。
ショート丈×ワイドパンツ
黒でまとめ、ワイドパンツと合わせてみました。
このナポレオンジャケットは、かなりショート丈。個人的にはあまり着ないタイプの服ですね。
細身のジャケットですが、前をあけると下に広がったシルエットになります。
これに長めのインナーを合わせると、縦のラインも強調されるようになりました。ワイドパンツで少しリラックスした印象もプラスされたように感じます。
高校生時代からは太ってしまって、前を閉めて着ると苦しいのですが、開ければまだまだ現役。
このアイテムに若さを感じてしまうまでは、まだまだ頑張ってもらいたいと思っています。
一周回ってこの服を着る
実はこのナポレオンジャケット、ここ2年は着ていませんでした。
それが今年はヘビーユース。
「一周回って◯◯が流行る」みたいなことを言いますが、自分の中での流行も一周回ってきたように感じています。
僕は、過去にヘビーユースしていた服を手放せずにいます。
服にたくさんのエピソードが詰まっているのも手放せない理由の一つですが、「またこの服を着る時期が来る」という想いが一番の理由です。
流行に左右されないシンプルで質が良い服は長く着用できます。
今、着ないけど来年着る。そんな服がクローゼットにいくつか・・・
この服も、きっとまた着ない時期が来ると思います。でも保管はしておこうかなと。また、着ることを信じて。
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